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あずまがわ小児科クリニックブログ

腸内細菌叢と子どもの健康(外来小児科27巻、1号)

2024年9月1日        

アレルギー、肥満、糖尿病、神経発達症などとの関連も示唆される腸内細菌叢についての特集です。

2016年にUnicefが提言した「The 1st1000days」 には「この世に生を受けてから最初の1000日の栄養がその後の一生において大切である」という意味があります。母体からの栄養は胎盤を介して胎児に渡されますが、腸内細菌叢の情報も胎盤移行している可能性があるようです。出生後の栄養は基本的に母乳栄養ですが、母乳により調整された腸内細菌叢が腸内での過剰な遺伝子発現を抑制するという。母体の腸内細菌叢に影響を与えるのでこの時期の母体栄養も重要で、食物繊維をよくとり、よく眠り、適度に運動する習慣、ストレス、抗菌薬投与を過剰にうけないという健康的な生活が子どもの健康に重要であるという。

自閉スペクトラム症を中心とする精神神経疾患と脳腸マイクロバイオームの関係も重要で、発症に影響している可能性があり、腸内細菌叢を乱さない生活が重要みたいです(それだけではないと思うけど)。

パリオリンピックが閉幕し、国外オリンピックでは最高のメダル数でしたが、その後の台風10号のどたばたで感動が吹き飛ばされてしまいました。雑誌を見るとメダリストの特集ばかりで、惜しくもメダルを逃した、強豪選手の精神の機微には触れられることはありませんでした、これは大いに不満です。

産経新聞のウクライナ戦争に関する記事で「大切なのは闘う犬の大きさではなく、闘争心があるかどうかだ」という、作家の言葉が引用されており感銘を受けました。直接関係ありませんが、勝っても、負けた相手のことを思い白い歯を見せずに泰然自若でいられるような、闘う気持ちを持ち合わせたいです。。

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