RSV感染症の疫学や予防方法の変化と将来の展望(日本小児科学会雑誌2023 7月号から)
2023年10月3日RSV感染症は乳幼児に疾病負荷の大きな呼吸器感染症です。日本では死亡リスクは高くはありませんが、低所得国では高い、つまり適切に治療されなければ死亡リスクが高い疾病ということです。死亡リスクが高くなくても、罹患したり入院した場合に医療費の負担が大きいのでその予防は重要です。その予防薬としてパリビズマブ(シナジスⓇ:当院でも投与しています)がありますが、毎月投与が必要で比較的高額であるため投与対象をハイリスク児に限定せざるを得ないのですが、実際に入院されるこどもはハイリスク児に限らないことが悩ましいところです。パリビズマブより接種回数が少なくてすむような薬剤も開発中であり期待したいところです。またワクチンも昔から開発されてきましたが、6か月以下、特に生後2-3か月乳幼児の予防が重要ということで開発が難しいようです。そこで母体へワクチン接種して移行抗体を予防に用いるという研究もあるようです。
最近、保倉神社に行ってきました。六甲山の登山口ですがそこに到達するだけで一苦労でした。
三重県紀北の銚子川にも行ってきました。銚子川ブルー 飛び込むには水が冷たかったでした。