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あずまがわ小児科クリニックブログ

COVID-19の論文読んでみた②

2020年4月11日        

ご無沙汰していました、皆さんお元気ですか。東京五輪は延期されましたし、緊急事態宣言がでて、いっそう町ががらがらで寂しい限りです。

前回、ウイルスに病原性の異なる亜型があるかということを触れていましたが、文献によると、新型コロナウイルスの遺伝子の2万8144番目の塩基がセリンの場合S型、ロイシンの場合L型としているようです。武漢で1/7以降分離された株の96%がL型、武漢以外では38%であったので、L型のほうがS型より侵襲的であると推測されているようで、巷でうわさされているのはこのことのようです。最近、出た論文からは3種類あるとの報告もありました。

COVID-19の感染様式は基本的には飛沫感染なので2m離れると感染しない。外気では飛沫はエアロゾルになり乾燥すると感染性を失います。しかし、湿気のある密室ではエアロゾルが乾燥をまぬがれ浮遊し、分単位で感染性を持っているとのことです(空気感染)。さらにウイルスの付着したものに触れる、ティッシュに触れるなどして、その手を顔などに持っていくなどの感染様式でも感染します。他人との距離を置く、手洗い、消毒、マスク、手洗いしていない手で粘膜を触らないなど注意が必要です。サージカルマスクでは微小なウイルスから感染を防げないと、以前から言われていましたが、最近、海外では見直されているようです。というのも直接暴露するよりウイルス量が減るからでしょうか、そして感染予防のために気道の乾燥を防ぐことができるからです。部屋の加湿も気道のためには良いですが、一方でウイルスの感染性が保たれるという点からはよろしくない可能性があります。

麻疹、水痘、風疹などはワクチン接種すると比較的長期間免疫が保たれますが、潜伏期間の短いコロナ、ライノ、RS、インフルエンザウイルスは粘膜で免疫が誘導される前に発症してしまうので、再感染、発症しやすいみたいです。

COVID-19で気になるのは重症肺炎です、これは致死率が高くて厄介です。風邪ひいたかなと感じだしたとき、初期に動いても病院では解熱剤出しておきましょう、となりますが、これが4日以上続くと、病気の種類が絞られてきます。COVID-19ではその後、階段の上りなどで息切れを感じるようになるので、この段階(前段階?)で、早期治療を開始されることが重要だと思います(症状ないときにECMOとかできないので)。

20代から感染者が増え、50代から死者数が増えます。。

トラは死して皮をとどめ、人は死して名を残す。本意ではなかったろうけど、喜劇王として名を残しました(合掌)。

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