機能性消化管障害(Functional Gasrointestinal Disorders)（日本小児科学会オンラインセミナーから）

消化管に由来すると考えられる症状が6カ月以上続き、症状の原因となるような器質的な変化のない機能性消化管障害で胃食道逆流症(Gastroesophageal reflux disease)、機能性ディスペプシア(Functional dyspepsia)、過敏性腸症候群(Irritable bowel syndrome)を含みます。この中でGERDはプロトンポンプインヒビターが有効で治療が異なるのでFDと切り離されました。FDは食後愁訴症候群（胃もたれ）、心窩部痛症候群（食事とは関係なく灼熱感を伴う心窩部痛）が含まれます。IBSは排便の頻度、外観に関連する腹痛が3カ月以上持続しているもので便秘型、下痢型、混合型がありますが小児では便秘型は少なく下痢型、頻回腹痛型やガス型（お腹のガス症状を気にするタイプで女子に多い）があります。脳腸相関といって不安感、抑うつ、ストレスが関連していて先進国で増えていると言われています。FD、IBSともに運動機能異常と内臓知覚過敏が原因とされます。このような疾患によって医療費はまし、労働生産性が下がるといった問題が生じます。IBSの治療薬以外に規則正しい生活、排泄習慣の指導、食生活（高脂肪食、ガスの発生しにくい食事）も大切と言われています。

安倍元首相暗殺と統一教会について文芸春秋(９月号)を読んでみた。

さかのぼること戦後の混乱期を経て1954年に統一教会が生まれた。その後、安保闘争で左翼活動が活発化していた時代に統一教会と笹川良一、児玉誉士夫らで反共団体を作る動きが出てきて勝共連合が発足した。そして統一教会は岸が首相を退任後に南平台の隣宅に本部を移転し、岸家のみならず政治家との関係を深めていったようです。2009年には霊感商法に捜査のメスが入った「新世事件」が勃発し、政治家とのつながりが弱かったので警察の摘発をうけたとの反省があり、同年、総選挙で大敗した自民党へ統一教会は接触を加速させた。統一教会は名称を世界平和統一家庭連合と変更し、政治家にとっても‘平和’や‘家庭’という名前が入っていて、且つ、選挙応援してくれるとなると拒む理由がなかったようである。‘無自覚な政治家の罪’と書いていましたが、そうであったみたいです。当然、政権与党に関係者が多くなりますが、野党にもいて、目糞鼻糞を笑う状態でどっちもどっちだと思います。そろそろ国防とかに議論をうつさないと、またまた政治不信になってしまう。

小生が大学生になってほどなく、東大に入ったN君、全国大学連合原理研究会（原理研、統一教会が若者を積極的に取り込むためにつくった会）に入ったきり講義にでてこなくなったんだってと聞きました。笹川良一といえばモーターボート連合会々長、児玉誉士夫はロッキード事件で逮捕されました。戦後の混乱期に〇躍したようになんとなく聞いていました。(敬称略)

話は飛躍しますが、長野オリンピックでお金がどっかに消えたみたいな話がありましたが、結局、うやむやのままでした。しかし、その後、東京オリンピックにからんだ贈収賄事件で逮捕者が出ました。戦後(まだ続いていたのだ)から、成長期、成熟期に入り色んなものがよく見えるようになってきた気がします。

もっと日本がよくなればと思います、国防もしっかり議論しなければ、ロシア衰退後の北方四島をどのように処していくか、これが最後のチャンスと思います。

予約なしで飛び乗ったら食堂車に案内されました。でも充分でした。