H1H1H1H1H1H1H1H1H1H1H1H1H1

あずまがわ小児科クリニックブログ

日本小児科学会 MIS-CとKD

2022年4月24日        

MIS-CとはMultisystem Inflammatory Syndrome in Childrenの略でCOVID‐19感染に続発する、ショックや心筋炎をはじめとして複数臓器の障害を起こす重症な病態であります。KDはご存じの通り川崎病であります。KDは原因不明の全身の血管炎で特徴的な症状を認めるものです。これら2つの異同についても議論されていますがデータ的には異なるようです。しかし、単一のウイルス感染に引き続き発症する MIS-Cと、原因不明といいながら、一部に感染症に伴い発症するKDを比較することにあまり意義を感じません。COVID-19でもアルファ、デルタ、オミクロンなど株によって、小児への感染頻度が違うのでMIS-Cの発症頻度は違うみたいです。むしろKDの中にMIS-Cのような病態があるという風に考えたいです。

ロシアのウクライナ侵攻が続いています。一部で侵攻されたウクライナに落ち度があるみたいな論調があるらしいです。ウクライナが攻めやすい、攻めたらやばいと思わせられなかった、つまり武力とか同盟がなかったことでロシアの侵攻を許してしまったことが悪い?盗人猛々しい、泥棒にも三分の理みたいな話です。ロシアによるジェノサイドを受けているウクライナに、落ち度があったみたいな話であったら、日本だって同じでしょう。この期に及んで敵基地攻撃能力を反撃能力としたら、言葉遊びといって因縁つけて、そんなことをせずに政治的に話し合うべき、という話をしている人がいました。どんなに差し迫っても‘まあまあ’といって話し合って穏便に解決しましょう、というマインドの人は一定数いるみたいです。女子供は避難しろ、じいさんになっても俺たちは戦うぜ、ウクライナの男どもは、びびりながらもうそぶいているはずです。

痴漢にあった女の子に、痴漢にあったのは、男の興味を引くような恰好をしていたあなたが悪いとは普通言わんでしょう。ある一定数の人は、何とかして話をすりかえて自分の考えを喧伝しようとしているように思えてなりません。

ライブ学会は福島でありました、行きたかったけど1泊2日はきつそうだったので止めました。

メニュー
© あずまがわ小児科クリニック

TOP