H1H1H1H1H1H1H1H1H1H1H1H1H1

あずまがわ小児科クリニックブログ

大人にも大切なワクチン

2019年9月23日        

感染症を予防したり、かかっても軽く済ませるためのワクチンは子どもだけではなく大人にも勧めているものがあります。

破傷風は嫌気性破傷風菌の毒素によるものです。ですから畑仕事はもちろん、交通事故、災害復興に際して外傷から感染することがあります。発病すれば致死率は2割を超えると言われています。昭和43年に定期接種が始まったので、50歳前後以上の成人は免疫がない可能性が高いです。また、定期接種をしていても終了後から10年を経過していると、免疫が低下していることが多く10年ごとに追加接種するのがよいと言われます。成人で咳が長引いている時に百日咳は注意が必要です。乳幼児が罹患すると命の危険のある疾患です。3種混合ワクチンは成人向けとしても承認を受けました。帯状疱疹は潜伏していた水痘ウイルスが免疫力の低下とともに暴れ出して発症する疾病です。50歳以上で帯状疱疹発症予防目的に使用できます。

大人の感染症を防ぐことが子供を守ることにつながりますので、インフルエンザワクチンはもちろん、これらのワクチンも接種する必要があるのです。

話は変わりますが、骨髄移植後の20歳未満の神戸市民では、低下した免疫を補うワクチン接種に対する再接種費用を助成しています。

メニュー
© あずまがわ小児科クリニック

TOP