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あずまがわ小児科クリニックブログ

狂犬病ワクチン

2019年7月5日        

つい先日、狂犬病患者の発生の報告がありました。日本では発生のない病気、イヌに噛まれて発症する病気、でも治るんじゃない?これだけ医療が進歩しているんだから・・・否、狂犬病は発症すると100%死亡します、恐ろしい、、世界での年間死者数55,000人だそうです。1-3か月の潜伏期の後、発熱、食欲不振、噛まれた部分の痛みを訴えるようになります。その後、不安感、恐水、興奮、麻痺、精神錯乱の後 昏睡、呼吸障害から死亡という経過をたどります。犬だけでなく猫、きつね、あらいぐま、マングース、スカンク、こうもりなどから感染します、噛まれるだけでなく飛沫のようなものを吸引しても感染することがあるようです。

狂犬病清浄地域というのがあり、日本、オーストラリア、ニュージーランド、北欧の一部、ハワイ(アメリカの一部?)など、世界でもごくわずかということが重要です。

じゃあどうするのというと、むやみに動物に近づかない、狂犬病ワクチン接種をすることぐらいしかありません。予防するにはワクチン接種3回、暴露後には緊急にワクチン接種を受けてください。少々高値ですが命には代えられません、その動物がかかっているか否かに関わらずワクチン接種が必要です。日本では動物との触れ合いデーがあって、カワイーなんて触りますが、海外で触ったりすることは禁物です、私も運が良かっただけなんですね。

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