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あずまがわ小児科クリニックブログ

メラトニン受容体作動性入眠改善薬がでました

2020年6月26日        

最近、寝苦しくなってきましたがいかがお過ごしですか。歳をとってくると寝つけない、熟眠感がないといった悩みが出てきます。今はそうでもありませんが、昔は横になるとその日におこった嫌なこと(良いことが思い起こされればよいのですが)を思い出して眠れなかった記憶があります。睡眠導入剤を試したこともありましたが、翌日に残ってかえってしんどかったのでやめました。

ところで神経発達症のお子さんも不眠に悩まされる(というかご家族も悩まされる)ことが多いと思います。そんな時に今までなら抗ヒスタミン剤くらいしかなかったのですが、6/23に表題のお薬 メラトベル が市販されるようになりました。成人ではロゼレムというお薬があったのですが、小児適応のお薬はありませんでした。今まではご家族が海外からサプリメントを個人輸入して手に入れていたと思いますが、6歳以上のお子さんに保険適応があり処方できるようになりました。メラトニンは体内時計に働きかけるホルモンで、治験の結果、睡眠潜時の短縮(寝つきが良くなる)、中途覚醒回数の減少といった効果がありました。体内のリズムを調整するお薬で安全性も高いのではないかと思われます。

 

ところで夜尿のお子さんは夜中におしっこしていても起きない子が多いのですが、それはそれでよく眠れていてよかったのかなーと思った次第です。

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