百日咳
2019年1月11日2018年3号の小児感染免疫(日本小児感染症学会雑誌)に乳児百日咳の1例について報告がありました。生後1か月の赤ちゃんが経過とともに心肺停止になりそうだったが、適切な処置とその後の治療で無事回復されたようでなによりでした。乳児の百日咳は重症化しやすいが、症状が典型的でないため、このような際も百日咳が鑑別として考慮されなければならないこと、感染源は家族などの近親者であることも多く、そういった方々の感染予防が重要であることが述べられていました。
そういった背景もあり、日本小児科学会では就学前の児童の抗体価が低下していることをうけて、この時期に3種混合(自費)を推奨しています。また2種混合(公費)の代わりに3種混合(自費)の接種をしていただくのもよいとなっています。もちろん大人の長引く咳も百日咳であることも多いので、予防していただく、もしかかったら早く治療をする、他人にうつさないことが重要です。
当院では自費の3種混合ワクチンは5000円で接種いたします。