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あずまがわ小児科クリニックブログ

やさしいことはつよいのよ(産経新聞 中本哲也論説員の記事から)

2020年11月22日        

コロナ禍に切ない訃報が続きます。もと歌手で女優でもあった宮城まり子さんは「ねむの木学園」を設立し半世紀にわたって障害児教育と福祉事業に取り組まれました。子供たちや職員に「やさしいことはつよいのよ」と語りかけておられた。コロナ禍は人と人との出会い接触を著しく妨げる。コロナとの戦いは続くのだが人と人をつなぐ心はあるべきかたちでないといけません。

「川崎病」の富作先生 平成3年学士院賞を受賞されたとき、「一介の臨床医ですから学士院賞とは無縁だと思っていた」とはにかんでおられたそうです。世界のどこでも川崎病(KD)で通用する。今春、欧米でKDに似た症状の子供が増えて新型コロナとの関係が注目されています。日本川崎病学会が声明を発していますが、日本ではコロナとの関係は認められず、診断基準を満たせば遅滞なく治療開始するように通達がありました。小生も数年前に川崎先生とお目にかかる機会があり、お写真を共にとらせていただきました。「医療は暖かく、医学は厳しく」川崎先生は患者に優しく自分に厳しくあったとのこと、コロナ禍で心に刺が生えそうになった時に思い出したいと思います。

欧州ではCOVID-19関連のこのような症例をMIS-C(Multisystem inflammatory syndrome in children)と呼ぶ人もいますが、これもKDなんだと思います、個人的には。

空気清浄機が動いています、オゾンの匂いがしますがご勘弁を。

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