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あずまがわ小児科クリニックブログ

日焼け止め

2019年2月5日        

2018年10月号の日本小児科学会雑誌に’北日本の一地域における母乳栄養児のビタミンD充足状態評価’という原著が報告されていました。

妊娠・授乳期母体のビタミンD不足により母乳栄養児のビタミンD不足が問題となっています。そこで八戸の先生は、北日本という比較的日照の不足した地域の完全母乳栄養児でビタミンDのレベルを評価したところ、大半がビタミンD不足にあり、くる病のリスクがあるというものでした。

ビタミンDは母乳、ミルクをはじめとして食餌から摂取できますが、母体が栄養不足に陥っていると母乳からは摂取できず、お子さんはビタミンD不足になりやすいです。しかし、ビタミンDは紫外線を浴びることによって合成されます。ですからお母さんはもちろんお子さんも、冬期は日焼け止めは必要ないかもしれません。でも今日みたいに天気が良いと塗りたくなりますね、悩ましいです。春になったら紫外線量も多くなるので塗ってください。もちろん日焼け止めをお顔に塗っていても、充分にミルクやキノコ、魚などを摂取できていれば大丈夫です。

以前、潜在的なビタミンB欠乏について発表しました。ビタミンBでもDでも、潜在的に欠乏状態になっておられても発病する人は少ないです。小児では風邪などで体調を悪くして食餌摂取できなくなり発病されることがありました。

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